海外進出、海外展開を中小企業の成長戦略として考える/残された3つの出口戦略①
国内の市場が
需要>供給から
需要<供給になり、
国内が市場縮小していくのであれば、
アジアなど伸び盛りの海外市場に
中小企業の成長戦略を求めるという手があります。
中小企業の海外進出・海外展開について
正確な統計はありませんが、
日本の中心産業である中小製造業における
輸出企業の推移をみると・・・
2002年に3,568社であったのが、
2009年には5,937社と
約1.7倍になっています。
この5,937社を都道府県ごとにみたものが
下記の表になります。
上記は中小製造業のみの数値なので、
他の業種を加味すると
さらに増加することが見込まれます。
都道府県ごとにばらつきはありますが、
これらの企業数をみると
あなたのすぐ隣の企業が
海外進出・海外展開していても
不思議ではないと言えるでしょう。
とは言え、
最初の一歩をどうすれば良いのか
わからないというのが現状だと思います。
海外進出・海外展開を成功させるには・・・
●販売先の確保。
●信頼できるパートナー。
●輸出先の法制度や商習慣の知識。
●輸出先の市場動向についての知識。
●輸出に詳しい人材の確保。
などが挙げられます。
では、このようなアドバイスを
どこに求めれば良いのでしょう?
経済産業省から毎年発行されている
『通商白書』によると、中小企業の
国際化を支援している機関の中で
最も利用されているのが・・・
ジェトロ(JETRO)
日本貿易振興機構
・・・です。
ジェトロによる「海外ニュース等の情報提供」などが
効果的というアンケート結果が出ています。
また、ジェトロだけでなく、
各地の商工会議所・商工会でも
海外展開を支援するセミナーを開催
していたり、情報提供を行っているので
定期的にチェックしたり、職員の方と
コンタクトを取ると良いでしょう。
それでも海外進出・海外展開は・・・
というあなたには次回、
2つ目の出口戦略をお伝えします。