今までと180度異なる市場構造とは?国内市場縮小、日本の人口推移、需要と供給/残された3つの出口戦略とは?
多くの経営者の方から
売上が上がらない!
集客ができない!
という声を伺いますが、
正しい企業努力
が出来ていない企業にとっては
至極、当然のことです。
なぜなら、
多くの中小企業がビジネスを展開している
国内市場の構造が
今までと180度異なる
からです。
下図、日本の人口推移を見てください。
日本の人口は、
1945年の第二次大戦後から伸び続け
2010年にピークを迎えています。
その時の人口は1億2806万人です。
さてここでひとつ質問です。
戦後、日本の人口はどれくらいだったか
おわかりですか?
別の言い方をすると
戦後からピークの1億2806万人まで
何%増えたのでしょうか?
戦後の人口が7200万人弱
と言われていますから、
ピークの1億2806万人まで
70%強、およそ1.8倍!
増えたことになります。
戦後から2010年にピークを迎える
約65年間で毎年86万人の人口
が増え続けてきたのです。
人口が増え続けていた過程において
日本経済は順調に伸びていました。
(もちろん上下を繰り返しながらですが)
人口が増えるということは
給与をもらう人が増えますし、
給与をもらった人が生活していくために
様々な商品・サービスを購入するので
消費が増えるからです。
ところが、
人口が減少していくと消費も減ってしまうので
日本経済が伸びなくなってしまいます。
様々な市場が縮小していくのです。
国内の死亡者数をみると・・・
2003年に初めて100万人を超え、
2011年には125万人を超えました。
また新生児は・・・
1984年に150万人を下回り、
2011年には105万人という数値です。
(国立社会保障・人口問題研究所)
この2つの数字は
少子高齢化が進む中で加速度を増していき、
2050年に1億人を下回る!
と予想されています。
つまり、今までは
需要>供給
であったのが2010年を境に
需要<供給
に逆転したということです。
これは何を意味するか・・・
今までと同じやり方・経営では通用しない!
ということなんです。
市場縮小に加えて消費税増税・・・
このようなうな市場構造の中で
私は、これからの企業に残された戦略、
出口戦略は3つしかない!
とお伝えしています。
次回は、
市場縮小・消費税増税時代に勝ち残る
出口戦略の1つ目をお伝えします。