アドバンテージマトリクスで事業のタイプを把握する!/第57回成長戦略TV
今回は、
アドバンテージマトリクスで事業のタイプを把握する!
についてお伝えします。
前回まで、
マイケル・ポーターが提唱した競争戦略、
ファイブフォース分析(5F)分析について
全5回にわたって解説してきました。
ファイブフォース分析(5F)とは
業界に影響を与える5つの力で
業界構造を分析するというものです。
<競争戦略ファイブフォース分析>全5回
●成長戦略TV・第52回
マイケル・ポーターの競争戦略ファイブフォース分析(5F)
①業界内の競争(競合他社)
https://keiei-algorithm.com/?p=2086
●成長戦略TV・第53回
マイケル・ポーターの競争戦略ファイブフォース分析(5F)
②売り手の交渉力・供給業者の交渉力
https://keiei-algorithm.com/?p=2041
●成長戦略TV・第54回
マイケル・ポーターの競争戦略ファイブフォース分析(5F)
③買い手の交渉力・ユーザーの交渉力
https://keiei-algorithm.com/?p=2049
●成長戦略TV・第55回
マイケル・ポーターの競争戦略ファイブフォース分析(5F)
④新規参入の脅威
https://keiei-algorithm.com/?p=2070
●成長戦略TV・第56回
マイケル・ポーターの競争戦略ファイブフォース分析(5F)
⑤代替品の脅威
https://keiei-algorithm.com/?p=2063
今回は業界を4つのタイプに分けるフレームワーク、
アドバンテージマトリクスについてお伝えします。
動画でも解説してますが、
縦軸に「競争上の戦略変数」の多い・少ない、
横軸に「優位性構築の可能性」の高い・低いを取ると、
左上が「分散型事業」、右上が「特化型事業」、
左下が「手詰まり型事業」、右下が「規模型事業」となります。
●分散型事業
競争上の戦略変数が多く、優位性構築の可能性が低い事業です。
大企業などが存在しない事業で、小売業・飲食業・サービス業など
の個人事業主のイメージです。
このような業界は多数乱戦業界と言われ、
現場スタッフが成功を左右し、
企業の競争優位性の確率は困難です。
●特化型事業
競争上の戦略変数が多く、優位性構築の可能性が高い事業です。
戦略変数が多いということは競争要因が多いということです。
差別化や集中化によって特定分野における
独自のポジションを構築し、競争優位を保てる事業です。
●手詰まり型事業
競争上の戦略変数が少なく、優位性構築の可能性も低い事業です。
中小企業は大企業に淘汰され、
残った大企業も優位性構築の可能性が低い業界です。
自社の業界がこのパターンであれば、
撤退か他の事業へのシフトを検討します。
M&Aなどで川上戦略や川下戦略に打って出ることで
付加価値を上げるというような具合です。
●規模型事業
競争上の戦略変数が少なく、優位性構築の可能性が高い事業です。
競争要因が規模の大きさ、市場シェアの高さでしかなく、
規模が大きくなるほど高収益な事業となります。
マイケル・ポーターの競争戦略ファイブフォース分析、
アドバンテージマトリクスに限らず、
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