経営戦略の考え方（1）経営戦略の定義（意味）
今回から数回にわけて
経営戦略の考え方について
お伝えしていきたいと思います。
経営戦略をひと言で言えば
「戦い」を「略す」、
と言い換えることもできますが、
文字通り競合他社を避け、
戦わなくて良い場所でビジネスをする
と言うのは、現状では難しいでしょう。
「経営戦略」しっかり定義しようとすると、
なかなか奥が深い定義になります。
先ず前提として、いくつかの解釈があるので
「経営戦略の定義はこれ！」という
絶対的に正しい定義はありません。
それは“マーケティング”の定義が
アメリカのマーケティング協会と
日本のマーケティング協会で異なるのと同様です。
上記の前提を踏まえて
経営戦略の考え方を私の定義でお伝えすると・・・
競合優位性を持ち、
会社の目的を達成するための、
整合性ある施策の集合と最適資源配分
・・・という具合になります。
ポイントは競合優位性というところです。
顧客目線で見た場合、
全ての顧客に対して有益なものは
優位性ではなくなってしまうのです。
これは差別化の考え方と同じです。
更に、この優位性がないと
継続的に「会社の目的を達成し得る」
ことにはなりません。
「一連の整合性ある施策」については、
何回かに分けてお伝えしたいと思いますが、
先ずはじめに経営戦略に落とし込む前の段階、
上位概念として、
成功する正しい企業経営
における３つの定義が不可欠です。
下記の動画でご確認ください。
大企業であれ、中小企業であれ、個人事業主であれ、
この３つの定義が明確に提示されていなければ、
企業経営が成功することはあり得ません。
そして、この３つの定義がなければ、
この後の経営戦略が機能しなくなるのです。
次回は経営戦略を立案する前の
環境分析と事業領域（ドメイン）
についてお伝えします。
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